この記事を読むのにオススメな人
- 育児(子育て)がうまくいかず、辛いく、イライラしている人
- 一生懸命頑張っているのに、思ったような結果がでていない人
- 子育てを始めたばかりで、先の見通しがもてずに疲れてしまっている人
育児(子育て)が辛いと思うのはなぜなのか
さっきも言いましたが、育児(子育て)が辛いと思う原因は、「価値観の違い、思い込み」が原因だと僕は思っています。
子どもも、小さいながら、立派な一人の人間です。
成長とともに自分の気持ち、考え方、価値観が育まれてきます。
まだまだ、小さいからと思っていると、そこから、親の価値観と、子どもの価値観にずれがでてくることもあるんじゃないかなと思いますよ。
価値観はみんな違うもの
まず、前提として、「価値観はみんな違うもの、違ってくるもの」だということです。
この価値観の違いに気づけないと、徐々にモヤモヤがつのっていきますよ。
人間みんなロボットのように同じ思考、同じ行動、同じ作りをしているわけじゃありませんよね!?
昨今では、ロボットだって、AI時代に入り、環境から学び、行動を変化させる時代です。
同じ、部品で作ったはずのロボットでも、時間の経過とともに少しずつ変化して、環境によって違うパターンがでてくるわけです。子どもにいたっては、ロボットより高度な思考、行動をとれると思うので、成長とともに子どもなりの価値観はでてくるのは当然です。
最初は、一番近くにいる親の価値観の影響を受けることがすごく多いと思いますが、成長し、活動する環境が変化するとともに、いろんな価値観に触れ、自分なりの価値観ができあがってくるわけです。
だから、「価値観はみんな違うもの、違ってくるもの」って、前提として思うことはとても大切。
親(自分自身)の思い込みが原因なことも
価値観とかぶる部分もあるかと思いますが、「親(自分自身)の思い込み」が原因なこともあると思います。
例えば、「○歳になったんだから、もうこれくらいできるのは当たり前」とか、「○○君、○○ちゃんがあれだけできているんだから、同じようにできるのは当然」って思うことありますよね?
でも、それって完全に親(自分自身)の思い込みなんですよ。。。
確かに、○歳になったら、○○ができるようになるって育児書に書かれていることが多いし、僕自身も療育で、子どものことを評価する時に、一般的な発達の流れ(定型発達)を参考にすることはよくあります。むしろ、基準がないとその子が、今、どんな状態なのかわからないので(^_^;)
でも、育児書にそう書いてあったから、そうなるってことは基本的になくて、あくまで参考程度なんですよ。
そこを理解しておかないと、○歳になったんだから、できて当然って思い込んでしまって、なんでその通りにならないの?できないの?ってイライラしてくるし、子どもを責めてしまうし、さらにうまくできない自分を責めて、辛いなって思うこともあるんだと思います。
楽な育児(子育て)をするために
まず、その子の価値観を受け入れること
少しでも気持ちの楽な、楽しい育児(子育て)をしていこうって考えたら、まず、その子の価値観、世界観を受け入れてあげることがその第一歩じゃないかなって思います。
完全に受け入れる必要もなくて、子どものことを知りたい、わかりたいって思って接するだけでもその態度は自然に変わってきますよ。
価値観ってみんな違うんだ~って思って、それが悪いことじゃないんだって思うと少し気が楽になるし、その子がどんな価値観をもっているんだろう、じゃあどんな声かけをしたら、本人も楽しく、意欲的に動いてくれるんだろうって考えられるようになってくるのかなって思います。
ただ、受け入れるばかりじゃ、事は進みませんよね、だから、まずこちらから受け入れ、わかってくれているんだって思ってもらった後に、こちらの価値観を伝えていくことも大切です。
例えば「○○!そんなことばっかりしてないで、それはこうするの!」じゃなくて、「○○はこういうのが好きなんだね。」「じゃあ、こういう方法もあるから、ちょっと一緒にやってみない?」とかの方が、わかってもらった、見てくれているって思いますよね?
そうしたほうが、後々の関係性や行動にも変化がでてくるんじゃないか思っています。
子どもの成長ぶり(発達具合)を見極めること
もう一つは、今の子どもの成長ぶり(発達具合)を見極めることです!
「○歳だから、これができて当然、なんでできないの?やる気ないの?甘えてるの?」って思うと、子どもにもきつく当たってしまうし、うまくできないもどかしさに、自分が悪いのかと自責してしまい、結果として子育て(育児)が辛い、疲れたってことになりかねません。
子どもの成長(発達)って、参考書通り行かないし、みんな進みは違う、どこまでできるようになるのかもわからないことが多いんです。
だから、今、その子は、どんなことができて、どんなことが課題(目標)なのか、しっかりその子を見て見極める必要があります。
他の兄弟、他のお友達と比べるんじゃなくて、その子を見るんです!
周りの子と比べてしまい、気持ちが落ち込むこともあるかもしれません。思ったようにできないかもしれません。
でも、その子は、その子なりにしっかり成長しているんですよ!
○歳だからきっとできるはずって思わずに、ここまでできてるんだ、じゃあ次はここがこの子の目標だなって感じで、参考書を見て、その子の今をしっかり見極めてあげることで、変にプレッシャーをかけることもないし、その子なりの成長が見えてくるんじゃないかなと思いますよ。
みんな違って、みんな良い
最後に、子育て(育児)って、ホントに、わからないことだらけだし、参考書通りにいかないし、うまくできないのは、自分が悪いから?子どもが悪いから?って疑心暗鬼になることがたくさんありますよね。
でも、そうなるのは当然!子どもも、親もみんな違うし、みんなそれぞえの価値観、思いがあるし!
「みんな違って、みんな良い!」
それぞれの価値観を尊重しつつ、子どものできることからコツコツと、親もできることに目を向けて、子どもの成長を見ながら、その子らしい成長ができるように一緒になって日々生活していければ良い。無理に合わせなくたって良いんです!受け入れれるところは受け入れて、どうしてもダメなところは子どもと少しずつ擦り合わせていきましょう!
そんなことを思って子育て(育児)をしていけると、少し、心も軽くなるんじゃないでしょうか(*^o^*)